ママのセカンドDiary

おわら風の盆ってなに？いつやってるの？

おわら風の盆とは旧暦の二百十日の風封じと五穀豊穣を願う踊りで、三日三晩繰り広げられる富山市八尾市に古くから伝わるお祭りです。「おわら風の盆」夕闇が迫る街中をぼんぼりの淡い明かりの中に浮かび上がる袈裟を深くかぶった踊り子さんが町中を練り歩く。八尾で培われたおわらの三味線と胡弓の醸し出す幻想的なお祭りです。

開催期間：9月1日～3日

開催地：富山県　八尾市中心一帯

 

お祭り・・と言わず盆と呼ばれるのは、富山の地元では休みのことを「ボン（盆日）」という呼んでいたからと言われます。

おわら風の盆のユニークなところは、１１の町にそれぞれ保存会があり、独自に運営が任されているところでしょう。町全体で一つの踊りを作るのではなく、１１の町それぞれの特徴があり、八尾の特別な行事としてこれまで大切に守られてきました。見学する時は一か所に留まらず、

そんな「おわらの風の盆」を一目見ようと、最近では観光客は増え続け、時間帯によっては、混雑で踊り自体が鑑賞できないようなこともあるそうです。

公式のサイトには

「全国に名の通った民謡行事としては観光イベント的な要素は少なく、皆様をもてなすことはあまり上手ではありません。近年は、山懐の小さな町には余る人並みで混雑を極めています。満足におわらの良さをご覧いただくことも困難になっています。」

と書かれており、真っ正直な解説に、ますます親しみを感じてしまったりしました。

 

9月の混雑状況

平成25年は1日が12万人、2日が6万人、3日が5万人の計23万人の人出がありました。
小さな町にこれだけの人が押し寄せるとなると、相当な混雑が予想されます。

特に午後7:00～午後9:00までの演舞会開催時間帯は混雑が激しいそうです。

1日・2日が午後3:00～翌日午前1:00、3日が午後6:00～翌日午前1:00まで、八尾町全域が交通規制されます。

また年によっては、このお祭りの開催日が週末に重なってしまう場合は、より層の混雑が予想されます。
※注意：交通規制以前に町内に入った車両は、規制後は午前1:00まで町内から出ることはできません。
自家用車での乗り入れは避けて、公共機関を利用しシャトルバスで向かわれるのが良いでしょう。

 

八尾市ってどんなところ？

こんな風情のある八尾市ってどんな町なんでしょうか？興味がありますね。

八尾市は、富山売り薬の包装紙のわしと養蚕（ようさん）、大名への金融業などを営む豪商を輩出した商業の町として発展し、これら商人によって営まれてきました。

「越中おわら節」という長崎平戸の平戸節が、胡弓とともに富山を経て八尾に伝わったとされています。
おわらの踊りには、豊年踊り、女踊り、男踊りの３つがあり、町ごとの保存会にそれぞれの特色があります。

坂と疎水の町八尾　ゆったりとした哀調あふれる胡弓と三味線の音色が流れ　古い町内に並ぶ雪洞の明かりが踊り手の姿を浮かび上がらせ、町流しや輪踊りを披露する。

観光客が踊りに参加できるよう即席の踊り教室もある。

各町の得意な踊りと演奏が見られる。

 

富山駅から八尾までのアクセス

富山駅から越中八尾までは約20キロ、JRで約25分、路線バスで約45分。

富山空港からは車で約20分。

☆オススメ☆
八尾駅から１００円で「町めぐりバス」も運行しています。
八尾駅前や演舞場への途中の町内でも町流しや輪踊りを観覧できます。

駐車場
富山市八尾スポーツアリーナ駐車場　午後3:00～午後11:00まで利用可
使用料1000円
駐車場からシャトルバスでの送迎あり。
観光バス：専用乗降所の町民ひろばからは約1キロメートル徒歩約20分

町流し・輪踊りのスケジュール

9月1日～2日
午後3:00～午後11:00まで

9月3日
午後7:00～午後11:00まで

 

即席の踊り教室があるよ！

9月1日、2日、3日、観光客のための「おわら踊り方教室」開催されています。
場所は富山市八尾曳山展示館ホール
八尾曳山展示館入館料：大人500円、小人300円

おわら風の盆前夜祭

8月20日(水)～30日(土)

本番より先に町中では町流しや輪踊りが行われ、曳山展示館ホールではステージ踊りを見学できます。
チケット制　週末は完売になることが多いようです。

 

八尾の「おわら風の盆」があまりの混雑で観られなかった人のために、「おわら月見の盆」という形で再現された祭りもあるとか。

こちらは６～７千人ぐらいの人が訪れるそうです。