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仙台初売り豪華福袋の中身は?入手方法は?

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年明けの楽しみと言ったら初売りですが、初売りと一言にいっても各地方に特徴があると思います。

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そんな数ある初売りの中でも、宮城県仙台市の初売りは少々変わっており、しかも豪華なことで有名です。

東北最大の都市だからということもあって、初売りの日には東北各地から掘り出し物目当てに仙台に訪れる人で街中が非常に混雑します。
ではどんな初売りなのかをご紹介して行きましょう。

仙台初売りの歴史

仙台初売りとは1月2日から行われる新年最初の販売です。その歴史は古く、戦国時代の1584年(天正12年)に伊達輝宗が息子の伊達政宗に家督を相続する際に書き記した書物に『正月の二日に米や塩を買っておきなさい』とあります。

このころの伊達家は米沢に居を構えており、仙台に移るのは先のことになりますが、天正19年に伊達政宗が仙台に入城した際に一緒に米沢の商習慣が持ち込まれ、仙台初売りの起源になったと言われています。

元は伊達家の年中行事でしたが、この習慣は江戸時代を通じて庶民にも伝わり、2日に買い物に来た客に豪華景品を付ける習わしが化政年間(1804~1824年)までに浸透しました。

 

仙台初売りの特徴

商業都市として発展して行った仙台ですが、仙台の商人の商売の仕方は「殿様商売」とよく言われます。しかしこの初売りの期間だけは普段は絶対にやらないような大盤振る舞いをします。
仙台初売りは福袋や商品を購入すると、豪華な景品がもらえたり特典がついたりします。この豪華景品を配ったり特典をつけるという行為は景品表示法に引っ掛かるものですので本来ならばやってはいけません。

ですが、仙台初売りは「旧仙台藩領内の伝統行事のひとつであり、江戸時代から続く商習慣」ということを公正取引委員会も認めており、「旧仙台藩領内」「1月2日から3日以内」に限り、特別にこのような大盤振る舞いの豪華景品、特典付きの初売りを許可しています。

国から伝統行事として認められている初売りというのは、恐らく仙台くらいかもしれません。

 

初売りの福袋の中身はどんなもの?

初売りの目玉でもある福袋ですが、当然ながら店によって値段の相場も中身も異なります。

・パルコ、エスパル、フォーラス
仙台市街地にあるファッションビルです。いずれもレディースファッションを多く扱っていますが、パルコは10代から20代のカジュアル系。エスパルは20代後半から40代のオフィスカジュアル。フォーラスはアメカジやヴィジュアル系といった個性派ファッションが中心です。
いずれの店も福袋の値段は5000円、7000円、10000円、15000円…ブランドによっては50000円まで用意しています。用意されている数は最低100個、多くて250個です。かなり多く用意されているように見えますが、午前中には売り切れてしまいますので早めに買いに行かなければなりません。
気になる福袋の中身ですが、5000円の福袋なら10000円相当かそれ以上、7000円の福袋なら15000円相当と、倍以上の金額に匹敵する内容となっています。値段の倍以上というのは、レディースファッションの店ではどこでも行っており、サイズ毎に福袋も用意されています。店によっては直前になると福袋の中身を見本として公開することもありますので、気になるブランドがある場合は店舗のスタッフブログ等をチェックしましょう。
雑貨に関しては3000円から10000円の福袋が用意されています。アクセサリショップは10000円以上からが多いです。これらの店もご多聞に漏れず福袋の値段以上の商品が詰められていますので非常にお得です。
仙台初売り名物の豪華特典や景品ですが、主に割増商品券やアクセサリの詰め合わせ、エステ体験サービスチケット、店舗限定の小物類が多いです。中にはコスメグッズを景品として用意している店もあります。

・ヨドバシカメラ
全国的にヨドバシカメラの福袋は有名ですが、仙台店もこれがメインになっています。『夢のお年玉箱』という名でパソコン、カメラ、美容家電、ブルーレイレコーダー、ゲーム、腕時計等々が数多く用意されています。
値段は最安値がコンパクトデジカメの入った福袋で5000円。中身は10000円相当です。最も高いのはゴルフセットの福袋で150000円。2016年に登場したもので、中身は180000円相当のものになっています。
気になる景品ですが、家電製品を扱う店なのに食品や日用品が貰えます。購入金額によって異なりますが、洗剤セットやめんつゆセット、缶詰などの非常食セットにカップラーメン箱ごとなど…割増商品券を配る店が多い中、ヨドバシカメラはバラエティに富んだ景品を用意してくれています。
しかし、ヨドバシカメラ仙台店の初売りですごいのは福袋だけじゃありません。特売品の値引きがすごいです。チラシにある値段は当てにならず、現地に行くとチラシに記載されている値段からさらに2000円ほど引かれていたりします。また、発売中の大人気ゲームが500円で販売されていたという目撃情報もあり、現場に行かなければ分からない特売品が数多く存在します。このような物をゲットするには、リアルタイムで情報をチェックする必要があります。便利なのがTwitterです。誰かしらが必ず情報を上げていますので、それを頼りにすると良いでしょう。お求めはお早めに。

いつ並べば良いか?整理券は?

パルコ、エスパル、フォーラスなどのファッションビルは各店舗で整理券を配ったり配らなかったと対応が異なります。パルコのSABON、エスパルのロクシタンは毎年繁盛しますので整理券を配布しています。しかし、まずはビルに入らなければなりません。
どの店でも共通しているのは、前日の深夜から並ぶのが確実です。大体午前1時くらいならかなり前の方に並べるでしょう。午前4時の段階ですと、100名前後はすでに並んでいる状況です。県外から初売り目当てで仙台を訪れる方は、前日の1月1日の昼には仙台に到着し、仮眠や準備を整えて深夜に並ぶというスケジュールが良いでしょう。
ヨドバシカメラ仙台店の場合は整理券が配布されますが、上記のファッションビルよりも早く行った方が良いです。前日の夕方18時くらいに並んでおけば確実に早い番号の整理券をゲットできます。午前1時から2時あたりに行くとすでに300名ほどの行列になっています。

混雑する時間は?

仙台初売りの開店時間は午前7時30分か午前8時です。この開店時間を目指して多くの人が仙台駅前に集結します。7~8時半は各デパートやファッションビルの中が混雑し、その後9時頃から移動する人々でアーケード通りや仙台駅構内、仙台駅前が混雑しますので、2日の午前中は街中が大きな袋をいっぱい肩に下げた人たちで溢れかえります。
飲食店は午前10時頃に買い物を終えた人々が休みに来ますので、仙台駅構内のドトールやスターバックスコーヒーは座れなくなります。エスパル地下街の飲食店も同様の混雑を見せますので、飲食店に入るのは11時か12時辺りまで待った方が良いです。
このような混雑を避けて午後に初売りに行くことも出来ますが、福袋は午前中に完売する店舗が多いので注意してください。

 

仙台初売りでおすすめ攻略法は?

仙台初売りの攻略方法ですが、攻略する上で重要なことがあります。それは『フォーラスとヨドバシ、どちらを優先させるか』です。というのも、ヨドバシカメラ仙台店は仙台駅東口にあり、フォーラスは仙台駅から離れた広瀬通にあります。地下鉄を利用すればすぐですが、徒歩だと15分ほど歩く事になります。
『ヨドバシカメラを優先しフォーラスを後回しにする』場合、まず仙台駅東口のヨドバシカメラに行き福袋や特売品を購入し、その足で駅前のパルコ、エスパルを回ります。これらを回って最後に地下鉄に乗り広瀬通駅で降りフォーラスに向かうという方法です。
『フォーラスを優先しヨドバシカメラを後回しにする』場合は、上記の方法の逆を辿ります。

先にフォーラスで買い物をし、地下鉄に乗って仙台駅に行きヨドバシカメラやエスパル、パルコで買い物をします。
このような方法がありますが、私が一番おすすめするのは『パルコを最優先にする』という攻略法です。なぜならパルコは初売りになると仙台駅前のペデストリアンデッキをぐるっと回ってしまうほどの行列を作ります。

この列のせいで後から行ってもまず施設内に入れません。なので、まずはパルコを最優先にして深夜から並び、早めに店を回ってエスパル、ヨドバシと攻略し、最後に地下鉄を利用しフォーラスに行きます。
フォーラス周辺にある飲食店の方が仙台駅周辺よりも混雑していませんので、運が良ければ座って休むことも可能です。
それぞれの店への場所は下記参照。

・パルコ
JR仙台駅西口、駅を背にして右手側。徒歩3分ほど。

・エスパル
JR仙台駅地下一階に直結。地下鉄出口「東1」「南3」「南4」「南5」「南6」方面徒歩10分ほど。

・フォーラス
地下鉄東西線泉中央方面行き「広瀬通」下車。「西4」出口より徒歩1分ほど。

・ヨドバシカメラ仙台店
JR仙台駅東口方面へ徒歩1分。

仙台初売りまとめ

いかがでしたか?仙台初売りは仙台市民にとって年初めのお祭りです。年末の買い物やバーゲンは我慢して、初売りでどーんとお金を使うのが、仙台っこの粋な買い物の仕方とされています。

福袋も東京などで買うよりもずっとたくさん入っていますので、旅行ついでに初売りを楽しむというのも良いでしょう。

ちなみに仙台初売りというと真っ先に思い浮かぶのは、『お茶の井ケ田』の茶箱です。アーケード街にあるお茶屋さんなのですが、ここの初売りで配る茶箱が超豪華景品として全国的に有名な代物です。

5000円以上購入した人に先着100名だけが貰える茶箱。この箱は中に金属板が貼られており、防虫効果や湿気を防ぐ効果があるので衣類の保存にも大活躍します。

景品の茶箱の中身ですが、お茶に限らず家電品や化粧品、食品など多岐に渡ります。私が仙台に住んでいた頃、母に買って来いと言われて兄と二人で真夜中の12時に並んだことがあります。

真冬の仙台の夜は冷蔵庫の中のように寒く、朝になって配られた甘酒がとても美味しく感じました。無事ゲットした茶箱は今も実家で着物入れに使われています。東日本大震災の揺れにも耐えたかなり頑丈な代物です。
2017年はパルコ2が仙台初売り初参戦になりますので、どんなものになるか今から楽しみです。

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