おいしい大根の見分け方知ってます?辛くない大根おろしは
【高値の大根!かしこく消費大作戦】
天候不順が続くと、野菜の生産者である農家の方も困るでしょうが、私たち家計も直撃を受けますよね?野菜全般がまだまだ高いです。
冬の定番である鍋ものが、今や高級料理です…。
冬におなじみの大根も例にもれず。
そんな大根ですから、手に入った時にはムダなく美味しく使い切りたいですよね!そんな中1月30日(火)放送のNHKごごナマ「高値の大根!かしこく消費大作戦」を見ていくつか良いことを聞きました。
<おいしい大根の見分け方>
高値の大根、できればハズレは買いたくないというのが主婦ゴコロ。
おいしい、つまり甘い大根の見分け方はとても簡単で、そのポイントはズバリ「ひげ根の穴」です。
ひげ根の穴の多い大根と少ない大根、どちらを選びますか?
正解は…少ない方を選びましょう。
かつ、穴の列がなるべくまっすぐなものが良いので、甘い大根は「ひげ根の穴が少なくて、列がまっすぐなもの」となります。
逆に、なぜ「穴が多くて、列が曲がっているもの」がオススメできないかというと、それは大根が土の中で水を求めて探していた跡だから。
水分の足りていなかった大根のストレスは辛味につながるんだそう。
ひげ根の穴が少なくて、列がまっすぐな大根はストレスなく育ち、栄養が行き届いている大根なので、おいしくて甘いという訳です。
売り場でぜひ見つけたいですね。
<一本の大根から「甘い大根おろし」と「辛い大根おろし」をおろし分ける方法>
これを知っておけば、自分好みの大根おろしが作れるほか、一本の大根を2倍楽しめると思います。
・甘い大根おろしのおろし方
1.皮をむいた首元部分を使う
2.椅子に座っておろす
3.円を描くように優しくおろす
・辛い大根おろしのおろし方
1.大根の先端部分を皮ごと使う
2.立っておろす
3.直線的に力強くおろす
この方法は大根の特徴をよく捉えたものです。
それは「大根の辛み成分が皮の近くに多く含まれること」、「大根の繊維がつぶれると辛味がドンと出てくること」の2つ。
ここを覚えておけば「皮をむくかむかないか」、「繊維をつぶすかつぶさないか」でおろし分けがうまくできます。
<初心者でも失敗しない、たくあん漬け>
「たくあんなんて家で作れるの~!?」と思ってしまいがちですが、野菜ソムリエ直伝の「漬物器でつくる簡単たくあん漬け」のレシピです。
ポイントは「焼酎」。
・材料(つくりやすい分量)
干し大根 1kg /米ぬか 100g /塩 30~50g /ざらめ糖 10~50g /乾燥昆布 適量 /ゆずの皮(乾燥) 適量 /とうがらし 適量 /焼酎 30~50ml
・下準備
大根を水洗いして水気をふき取り、乾きが早くなるように葉の根元を残し縦半分に切る。
大根の葉の部分を縛るなどして、1〜2週間程度、大根の芯がなくなるまで天日干しする。
(天日干しは雨や霧のあたらないところに干す)
ゆずの皮は、ざるなどにのせて日陰で2〜3日程度干す。水分が抜けた感じになればよい。乾いたら細かいみじん切りにしておく。
・つくり方
- 米ぬか、塩、ざらめ糖をボウルに入れ、よく混ぜる。
- 漬物器の底に焼酎を入れ、1を手で一ふり入れる。昆布・ゆずの皮・とうがらしを入れる。
- 干した大根をすき間なく詰める。大根を切ってもよい。
- 3の上に1をふり入れ、昆布・ゆずの皮・とうがらしを入れる。
- 漬物器のふたをして圧をかける。
- 大根が隠れるほど水が上がってきたら圧を緩める。冷暗所に置き、3週間以降で食べられる。
なぜ焼酎を入れるのか…「殺菌効果」と「香りづけ」プラス、様々な相乗効果でたくあんをよりおいしくしてくれます。
比較的クセのない米焼酎がオススメ。
たくあんを食べる際にはぬかを洗い落としてください。
また、アルコールに弱い方やお子様はご注意ください。
<大根と柚子のジャム>
たった10分でできてしまう、簡単&時短レシピです。
・材料(つくりやすい分量)
大根 200g /砂糖 70g /ゆずの皮 6g /ゆずの汁 小さじ1
・つくり方
- ゆずの皮を細切りにし、果肉を搾る。
- 1と大根・砂糖を鍋に入れ、かき混ぜながら弱火で煮込む。
- 6~7分でとろみが出る。8~10分ほどでできあがり。
水分を飛ばしすぎないことがミソです。
意外と我が家の大根料理ってワンパターンだなぁ、と気づきました。
ムダなくおいしく使い切るために、今回のレシピでレパートリーを増やしてみたいと思います。
まずはスーパーでおいしい大根を見分けてこないと、ですね。