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赤ちゃんが泣き止まない主な理由は?生後3か月までの対処法

2019.01.07

赤ちゃんが泣き止まない主な理由は?生後3か月までの対処法 はコメントを受け付けていません

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「赤ちゃんの仕事は泣く事、寝る事、おっぱいを飲む事」とよく言われますが、毎日赤ちゃんのお世話をしているお母さんたちは「赤ちゃんが全然泣き止まない!」という経験をした事があると思います。
いくら赤ちゃんの仕事が泣く事とは言っても、いつまでも泣き止まないとなると心配にもなりますし、イライラしてしまう事もあるでしょう。特に赤ちゃんが生まれたばかりの新生児から生後3か月くらいまでは、赤ちゃん自体がまだ無表情なので、表情から何かを読み取るという事が難しい時期でもあります。
そもそも、赤ちゃんが泣き止まなくなるのは何が原因なのでしょうか?そうなった時の対処法はどんなものか、筆者の経験を少し交えながらご紹介していきましょう。

赤ちゃんが泣き止まない理由は?

1か月、2か月、3か月くらいまでの赤ちゃんは、まだ表情らしいものはありませんが、泣く事によって不満や不快を訴えてきます。原因として考えられるものをまとめてみました。

①おむつを替えて欲しい

おしっこやうんちをして、おむつが汚れて気持ち悪い時に「替えてー!」と泣いて訴えてきます。コマーシャルなんかだと『長時間でも蒸れずにサラサラ!』と言っていますが、実際はかなり蒸れてます。おむつを外した後にお尻に手を軽くかざすと、むわっとした変な熱気のようなものを感じます。
大人でも濡れた服をそのまま着ていると気落ち悪い感じがしますよね。赤ちゃんは大人と比べると体温も高いので、余計に蒸れた状態は気持ち悪いのだと思います。

②げっぷが出てなくて気持ち悪い

母乳でもミルクでも飲んだ後にげっぷをさせましょう、と産院などでは指導していると思います。しかし、飲みながら寝てしまいげっぷが出せないという事も少なくありません。いわゆる、寝落ちというやつですね。筆者の息子はこれをよくやります。中にはおっぱいを咥えただけで安心してしまい「はあぁ…幸せぇ…」とそのまま寝てしまう子もいるとか。まだ何も始まっていないのにすごいですね。
赤ちゃんは母乳やミルクを飲むと同時に多くの空気を飲み込んでしまいます。そうなるとお腹の中に空気が溜まって苦しくなるので、縦抱きにして背中をさする等してげっぷを出させる必要があります。
寝落ちしてしまったり、上手くげっぷが出せなかったりすると、数分後とかに「お腹が張って気持ち悪いー!」と泣き始めます。

③お腹が空いた

授乳の時間にタイミング良く泣いてくれれば非常に分かりやすい理由なのですが、ミルクや母乳を与えた後でもこれが原因で泣き止まない事が多々あります。筆者の経験上、母乳だとこれが原因で泣き止まない事が多いです。
母乳はミルクと違い、どれくらい飲んだか計量する事が出来ません。ですので、長い時間おっぱいを咥えていたけど実は大して飲んでいなかったという事も有り得ます。また、おっぱいを咥えると赤ちゃんは安心してしまうので寝落ちする事も多く、寝てしまったからお腹いっぱいになるまで飲めなかったとか、吸うのに疲れて寝てしまったとか、様々な理由でお腹いっぱいになれず「そう言えばまだお腹が空いていた!」と泣き出してしまう事があります。
ミルクの場合は、今までは100ml飲んでいたけど、体も成長して胃袋も実は少し大きくなっていて120mlくらいじゃないと満足しなくなっていた…という事が原因で「もっとよこせ!」と泣いてしまうパターンがあります。

④寝たいけど眠れない

「眠いなら寝りゃいいじゃん」と思ってしまいがちですが、赤ちゃんはまだ何もかもが一人で出来ない状態で、寝るのも下手です。お母さんにあやしてもらったり、お腹いっぱいにならないと満足に寝る事すらできません。
眠いかどうかの判断基準は『口をチュパチュパ、パクパクさせてるか』です。小児科の先生に言われた事なのですが、口をパクパクさせてると「お腹が空いてるのかな?」と思われがちですが、そういう仕草をしている時は眠い状態である事が多いようです。
また、一人にされて不安になったり寂しくなって「一人じゃ眠れないー!」と泣き出す子もいます。

⑤暑い、寒い

赤ちゃんは大人よりも体温が高めで、汗もかきやすいです。大人基準で部屋の温度を決めてしまうと、実は寒かった、実は暑かった…という事もあります。そうなると「暑いー!」「寒いー!」と泣いて訴えるのです。赤ちゃんに適した部屋の温度は20~25度くらいとされています。しかし部屋の温度だけでなく、着るものにも左右されますので、冬場や夏場は赤ちゃんの洋服や肌着にも気を使いましょう。

⑥うんち、おならが出ない

赤ちゃんはうんちやおならを出すときも一苦労です。体の筋力や内臓機能がまだ未熟ですので、頑張らないと出す事が出来ません。上手に出せる子はいいのですが、筆者の息子のように泣きながら唸って、やっと排出する子もいます。
生後1か月を過ぎたくらいから便秘がちになる赤ちゃんがいますので、うんちやおならが出なくてお腹がパンパンで苦しい…といって泣いたり、気張ってもちゃんと出て来てくれない!と自力で出す事に限界を感じて泣いているという時もあります。

⑦体調が悪い

湿疹ができて痛い、かゆい。体のどこかが痛い。熱があって苦しいなど、自身の体調が悪い事を泣いて訴えます。生後6か月まではお母さんからもらえる免疫があるとは言え、ウイルスをもらってしまう時は当然あります。この免疫というのも、どんな病気からも守ってくれる無敵のバリアというわけではありませんので、油断大敵です。
筆者はまだ経験がありませんが、筆者の母から聞いた話で、体調不良で泣く赤ちゃんの泣き声は凄まじいそうです。物凄い声で泣くので、普通のグズグズと違うからすぐに分かると言っていました。

泣き止まない時の対処法は?

上記のような事が原因だと、ある程度対処はしやすいでしょう。しかし、多くのお母さんを悩ませるのは「やれる事はすべてやった!なのにまだ泣いている!」という状態だと思います。
そういった場合の対処法をご紹介します。

①とにかく母乳を飲ませる、おっぱいを咥えさせる

前の項目の3番目『実は量が足りてなくてお腹が空いていた』というのは、意外と盲点だったりします。また、飲ませた後にグズグズして泣き出して、色々対処してるうちに一時間くらい経っていて、赤ちゃんのお腹で消化がされだしてお腹が空き始めた…なんて事もあります。
「飲ませた後、吐いたりするから飲ませすぎる事になるんじゃないかと心配」というお母さんもいるでしょう。母乳なら消化が非常に良いので、いくら飲ませても大丈夫です。母乳育児のお母さんなら最終奥義『添い乳』も有効です。筆者の経験上、7割の確率で寝ます。
ミルク育児をしているお母さんは、20mlくらいずつミルクを飲ませてみて様子を見ましょう。お母さん自身がアルコールを飲んでいたり、服用している薬などが無いなら、赤ちゃんを落ち着かせる目的でおっぱいを咥えさせてみるのも良いでしょう。

②縦抱きをしてウロウロする

赤ちゃんを縦抱きして、背中や腰、お尻をトントンしながら部屋の中をウロウロします。この時、頭をしっかりと支えて割と速めのリズムで軽く叩いてあげましょう。
げっぷが出なくて苦しかったりした場合は、こうやってるうちに出て来たりする事もあります。しかし、ずっと抱っこしているのは体力的にもキツくなってきますよね。そういう時は抱っこ紐を使って縦抱きにし、部屋の中を歩き回ってみると良いでしょう。
抱っこしてウロウロする際は何か歌ってあげると良いです。即効性はありませんが、段々と赤ちゃんの気持ちも落ち着いてきます。また、歌う事によってお母さん自身も精神的に落ち着いてきますので、どんな歌でも良いので歌ってみましょう。ちなみに筆者は、チューリップの『青春の影』をよく歌ってあげてます。

③スーパーの袋をガサガサやる

昔からよく言われている「スーパーの袋を手でガサガサ揉むと赤ちゃんが泣き止む」というものです。これ、本当に泣き止みます。もちろん赤ちゃんによるでしょうけど、大人しくなります。
欠点としては、大人しくなって泣き止んでくれるけど数分しかもたない事と、その後きちんと寝付いてくれるわけではないので、根本的な解決にはならないという点でしょうか。
しかし、泣いて暴れておむつが替えられない!という時などは非常に有効的な手段と言えます。

④足をゆらゆらさせる

これは筆者の息子だけなのか、すべての赤ちゃんに効くのか分かりませんが、筆者の息子はこれで泣き止んで寝ます。
まず布団やベッドに赤ちゃんを寝かせて、足のかかとの部分を軽く持ちます。そしたら、上下や左右に足を揺らします。この時、力は一切入れません。足を揺らすと言うよりも「体を小刻みに揺らす」感じになるようにしましょう。あんまり大きく揺らすと、頭までグラグラして危険です。
かかと部分ではなく、ふくらはぎの辺りを手に乗せて軽く上下させるだけでも体だけ揺らすことが出来ます。
足をジタバタさせてしまう赤ちゃんなら、股をおむつごと片手で優しく掴んで、小刻みに揺らしても同じような効果が得られます。
うんちやおならが出なくて泣いている赤ちゃんの場合は、これをやると勢い良く出してくれたりします。自転車を漕ぐように動かしたり、リズムに合わせて体を捻ってあげたりするとより効果的です。

⑤少し離れて見守る

もう本当に何をやっても駄目!という時は、赤ちゃんが安全な場所にいる事を確認したら少し離れて様子を見ましょう。
「え?つまり放置?」と思うかもしれませんが、それは違います。しばらく泣かせておく事になりますが、大体5分くらい泣かせてみて経過を見ます。その間、あまり離れすぎず同じ部屋にいるか、離れても隣の部屋くらいにしておきましょう。
これはお母さん自身が冷静になってみるという意味もありますが、もう一つの意味もあります。それは「敢えて赤ちゃんを構わず、眠らせる」という意味です。押して駄目なら引いてみろという感じですね。
赤ちゃんがずっとぐずぐずしていると、お母さんは心配になってあの手この手を尽くします。ですが、それをしすぎて、却って赤ちゃんを覚醒させてしまっている事もあるのです。
赤ちゃんの中で「あーあー…なんか眠くなってきたかも…?」と思っていたのに、お母さんがあやすために抱き上げてしまって目が冴えてしまい「また眠れないー!」と泣き出してしまうなど、お母さんが赤ちゃんのサインを見逃す事は少なくありません。
どうしても駄目だ、手を尽くしてもうやれる事が何もない!という時は、しばらく見守るのも良いでしょう。ただし、長時間ほっとかない。安全な場所に限る。他の事に集中しすぎない。以上の事に注意しましょう。

⑥お風呂に入れる

これは筆者がよくやる方法です。夕方とか夜に泣き止まない状態になったら、お風呂に入れてしまいます。(その日の入浴がまだだった場合)
お風呂に入ると気持ち良いみたいで、泣いていた事もすっかり忘れてご機嫌になります。大人でもそうですが、イライラしてても湯船に浸かったりするとホッとして心地良くなってしまいますね。恐らくそういう状態なんじゃないかなと思います。
この方法はタイミングが良ければ実行できるというものですので、いつでも簡単に…とはいきませんが、筆者の経験上かなりの確率で泣き止みます。ただし、ミルクや母乳を飲んだ直後に入るのは危険ですのでおすすめしません。

赤ちゃんが泣き止まないのまとめ

赤ちゃんが泣き止まない理由と対処法をまとめてきましたが、いかがでしたか?
いつまでも赤ちゃんが泣いていると、不安になったりイライラしてしまいますよね。年配の方の中には「抱き癖がつく」とか「泣くのも仕事だから」と言って、放っておく事を推奨する人もいます。
しかし昔とは異なり、現代では赤ちゃんの泣き声が「騒音」として扱われたり、虐待を疑われたりと今のお母さんたちは気にしなければいけない事が非常に多く、それもストレスになっているというのが現状です。
筆者も息子が泣き止まない時期はとてもストレスが溜まりましたが、助産師さんに「泣き止ませようと思って色々やると、上手くいかなかった時にイライラするから、なんで泣いてるんだろうと言う気持ちでいた方がまだイライラせずに赤ちゃんと接する事が出来ますよ」と言われました。これってつまり逆転の発想ですね。最終目標はどちらにしても『泣き止ませる事』ですが、そこに至るまでの気持ちの持ちようが『泣き止ませなきゃ』という焦りではなく『なぜ泣いているのだろう』という原因究明ですので、気持ちに少しですがゆとりが出来ると言うわけです。目からウロコでした。
近所迷惑になるんじゃないかと心配なお母さんは、ご近所さんに菓子折りを持って行く事をおすすめします。生まれた時でも良いですし、少し時間が経ってからでも良いでしょう。「赤ちゃんが生まれましたので、泣き声やらで何かとご迷惑をおかけすると思いますが…」と一声ご挨拶をしておくだけでも違いますよ。

執筆者 浅丸千代乃

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