子供の遠足お弁当でおかずの詰め方で気を付けること
桜吹雪が終わる頃、子供達が楽しみにしている遠足の季節がやってきます。しかし、母親は大変なお弁当作りという難関を突破しなければなりません。
このお弁当作り、ただ作って詰めて終了ではないところが難しい部分ではないでしょうか。彩り、詰め方、バランス、隙間埋め、考えなければならないことがたくさんあります。
そこで、私なりに気を付けている点をいくつかご紹介してみようと思います。
①遠足弁当おかず詰め方の工夫
せっかく朝から頑張って作ったお弁当、出来ればフタを開ける瞬間の喜びを味わってもらいたいものですね。開けても、全て茶色で埋め尽くされていては、どんなに美味しくてもテンションは下がってしまうものです。
実は、味と言うのは、8割見た目で決められると言われているのです。特にお弁当は小さな箱一つだけで勝負なので、通常の食事よりも詰め方の工夫が必要となります。
基本的には、ご飯→大きいおかず→中くらいのおかず→隙間埋め、という順で詰めるとバランスは良くなるものです。また、重要なのが“彩り”なので、出来れば、「茶色、赤、黄色、緑」のおかずを用意できるといいですね。
これらを、色が重ならないように詰めると、見た目がとてもきれいになってくれます。用意したおかずが茶色ばかりだと言う場合には、パセリやレタスなどで仕切るとバランスよくなってくれるでしょう。
②男の子と女の子のお弁当違い
男の子びお弁当はどちらかというとボリューム重視です。大好きな唐揚げやハンバーグなどをメインにしっかり入れてあげ、ミニトマトやブロッコリーなどで彩りを良くしてあげれば、十分なのです。
遠足は体力も使うので、とてもお腹が空くものです。そのため、うちではおにぎりも大きめのものを2つ持たせています。
難しいのが、女の子です。女の子は、「空いたお腹を満たす」という要求よりも、別の要求がたくさんあるんです。
まずは、周りからも見られているという意識があるため、口の周りにつきやすかったり、噛みきれなかったり、歯に挟まりやすかったりするものは不評です。
例えば、青のりをかけた焼きそば。これは青のりが前歯や口の周りにくっついてしまいます。前日に焼いておいたお肉だと、硬くなって噛みづらかったリしますよね。
また、大きめの唐揚げは、どうしても前歯で噛むことになるので、一口サイズにカットするなどの手間をかけないと、前歯に挟まってしまって大変なようです。
食べ終わってから笑ったら、歯に青のり、前歯にはたくさんの食べかすが詰まっていた、なんてことになると恥ずかしいですからね。
さらに、男の子のように短時間でたくさん食べることが出来ないため、限られた時間内に食べきれないということもあるんです。まだ残っているけれど、友達が食べ終わってしまったから
仕方なくフタを閉じるという事もあるのだそう。すると、作ってくれた母への罪悪感も芽生えてしまいます。その為、残さない程度の量におさえてあげるというのも、ちょっとした優しさです。
このように、女の子向けのお弁当を作る時は、食べやすくするような工夫や、細かい気づかいが必要になってくるんです。
これも、その女の子の性格にもよると思うのですが、うちの子はそんな感じです。
その上で、可愛いピックやバランで飾り付けると、可愛らしく仕上がります。キャラ弁も考え物ですよね。小さい頃は喜んでいても、ある程度の年齢になると、逆に恥ずかしいと感じる子も多いようです。
自分の子供の性格を考えたうえで、ほどほどの飾りつけをしてあげてくださいね。
③遠足のお弁当ではおにぎりにする
遠足だと、重いリュックを背負って長時間歩き続けます。そのため、荷物も最小限に抑えたいものです。ですから、うちでは、おかずにはたくさんピックを刺して、ご飯を詰めるのではなく、おにぎりを持たせます。
こうすることで、箸セットを持たせずに済むんです。微々たるものかもしれませんが、箸セット分、軽くなります。
④お弁当に果物を入れる?入れない?
フルーツはやっぱり、子供たちにとって楽しみの一つです。今日の果物は何だろう?と、友達と見せ合って楽しんでいるようです。母親はその日、スーパーで安売りだった果物を詰める傾向にあるので、「今日はなぜかブドウの子が多かった」などと
子供が話してくると「安かったもんね」と、心の中でクスッと笑ってしまいます。
⑤おかずに一工夫
お弁当は食べるときに温めることが出来ないので、お肉の油が冷えて固まっていても、そのまま食べなければなりません。ですから、お肉を入れるなら脂身の少ない鶏肉などをケチャップで濃い目に味付けしたりすると、冷えても油が浮かず美味しく食べられ、喜ばれます。
さらに、卵焼きも、お弁当用はいつもより少し味付けを濃くしてあげています。味付けするときに、マヨネーズを入れておくと、冷めてもふっくらのままでいてくれますよ。
⑥お弁当のおかずが傷まない工夫
せっかく見た目もきれいに飾りつけし、希望通り果物も入れて、美味しく仕上がったとしても、開けた瞬間酸っぱい臭いが・・・ということになっては、台無しです。そうならないために、出来る限りの痛み防止策を取っておきましょう。
・弁当箱は清潔にしておく
・弁当箱、おかずの水気はしっかり切っておく
・おかずは冷めてから詰める
・ウインナー、ハムなどは痛みやすいので、しっかり火を通してから
・濃い味付けにする
・味の違うオカズ同士くっつかないように、きちんと仕切る
・保冷剤を使用する
この様な、ちょっとした工夫をすることで、お弁当が傷むことを最小限に抑えることが出来ます。
1口サイズのゼリーなどを凍らしておいて、お弁当箱に一緒に詰めてあげると、これも保冷剤代わりとなって痛み防止に役立ってくれます。
他にも、痛まないための透明シートなども100均で売っていますよね。湿気が多く、暖かい日は危険ですので、そういったシートを利用し、保冷バックに保冷剤と一緒に入れてあげたりすると、より安心でしょう。
お弁当づくり、大変ですが、せっかく作るのだから、子供たちに喜んでもらえるものを作りたいものです。
いつか大きくなって、子供の頃の遠足を振り返った時に、美味しいお弁当の記憶も同時に思い返してもらえると嬉しいですね。
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