夫のクリスマスプレゼント「なんでもいいよ」禁止!
ハロウィンで沸いていた世間も、10月を過ぎればすぐにクリスマスモードに切り替わっていますね。
まだまだ先の事、と思っていると結構あっという間にクリスマスになってしまうものです。
クリスマスといったらプレゼントです。恋人同士ならばアクセサリや花束など大体予想がつきますが、夫婦だと少し勝手が違います。
恋人同士のように甘酸っぱくも無く、だからと言ってあげないというのも味気ない。
特に奥様はご主人に「何が欲しい?」と聞いても「何でもいい」とか「いらない」という返事が返ってきてやきもきしたりイライラすることもあるのではないでしょうか?
夫に贈るクリスマスプレゼントはどんなものが良いのか。筆者の体験談を踏まえて少々述べていこうと思います。
我が家のクリスマス
まず、我が家の夫婦事情を少しだけ出しておきましょう。
夫…20代後半、営業マン、普段は車通勤、勤務中はスーツにネクタイ、食べることが好きだが甘党ではない、好き嫌い無し、パソコンいじりと車が好き
妻…30歳、妊娠中につき専業主婦
ペットのうさぎ…ホーランドロップイヤー、4歳、メス、自分が中心に世界が回ってると思っている。
こんな感じです。夫のプレゼント選びで一つの基準になって来るのは「職業」だと私は考えています。スーツで毎日仕事をしているのか、私服や制服なのか、作業着や特殊な衣類を着用する規定があるのかで、選び方はだいぶ変わってきます。
我が家の場合、典型的な企業戦士である営業マンですので、そこを考慮してプレゼント選びを考えています。
以前私が夫に贈ったものは『腕時計』や『普段使い用のバック』です。腕時計は仕事でスーツを着た時にも使えます。普段使い用のバックというのは、遊びに行ったりするときに使うバックのことです。平日スーツでビジネスバックを多用していますので、遊び用のバックには無頓着でした。旅行などにも使えそうなものを見繕って贈ったら結構気に入ってくれて、今も綺麗に使ってくれています。
夫に聞いた欲しいもの
ですが、本当のところ何が欲しいんでしょう?その辺りのことをズバリ聞いてみたら…
「なんでもいいよ」
それが一番困るんだよ。
というわけで、「なんでもいいよ」禁止令を発令し、『予算2万~3万円以内』『ある程度入手しやすいもの』という条件を出しきちんと解答してもらいました。
・第三位 高級肉のセット
デパートやインターネット通販でも購入が可能な、高級国産肉のセットです。豚肉、牛肉など様々ですが、特に牛肉を推していました。
「外食で高級肉を食べると高いし、国産の高級黒毛和牛のステーキやすき焼きを腹いっぱい食べたい」ということです。インターネット通販で高級肉がどれほどの値段かと言いますと、すき焼き用の場合は5千円~1万円くらい。日本各地のご当地牛肉の食べ比べセットで2万円くらいです。ステーキ用の場合は分量にもよりますが、大体1万円以上です。
食べ物なので日持ちはしませんが、クリスマスに夫婦ですき焼きというのも良いかもしれませんね。
・第二位 酒
我が家の夫は日本酒好きですので、ここで言う酒というのは日本酒を指していると考えられます。夫曰く「近所のスーパーで売っていないような、少し高めのお酒や地酒のセットが欲しい」とのこと。スーパーなどに出回っている日本酒というのは、大抵値段も手頃でどこに行っても同じラインナップです。地方によって異なる場合はありますが、置いているものの代表格は『八海山』『久保田』『浦霞』『上善如水(じょぜんみずのごとし)』『出羽桜』『澪』です。これら以外の地方でしか販売していない地酒や、少し珍しい日本酒は贈り物には良いですね。
プレゼント用でおすすめなのは『醸し人九平次(かもしびとくへいじ)』です。非常にフルーティで香り高く、口に含むと微炭酸のようなシュワシュワっとした刺激があります。ボトルもとてもオシャレで、猪口ではなくワイングラスで飲みたい日本酒です。
・第一位 ちょっと良い座椅子
ソファやダイニングチェアがありますが、自分専用のちょっと良い座椅子が欲しいとのことです。「強いて言うなら回転して背中が倒せるもの」とかなり具体的な要望です。
確かにソファというものはどの家庭でも家族全員が使うものですので、自分ひとりがダラダラできる椅子が欲しいと思うのもよく分かります。昔の家庭だとお父さんの書斎なんてものがどんな家庭にもありましたが、今は却って珍しくなっていますから「自分の場所が欲しい」という世の旦那様たちのささやかな願いがここに集約されているような気がします。
ホームセンターにも座椅子は売っていますが、個人的に良いなと思ったのは無印良品で発売している「体のフィットするソファ」です。大きなビーズクッションのようなものですが、ネット上だと「人間を駄目にするソファ」と呼ばれています。実際座ってみると「これは人間駄目になるわ!」と分かってしまうほど心地良い。もう立ち上がりたくない。おすすめです。
我が家の場合、夫専用座布団があったのですが、うさぎがハウスの外を探検中(領土開拓)にマーキングして自分のものにしてしまったため、夫が座布団を手放すことになってしまいました…
プレゼントをあげたい、でも困ることは?
夫婦でプレゼントを贈る際に困ることは「別になんでもいいよ」と言われる事です。前にも書きましたが、「何でもいいが一番困るんだよ」というのが世の奥様方の本音ではないでしょうか?しかし、よく夫が口にする「何でもいいよ」は意味がある言葉だったのです。この言葉は胸の内にある本音をかなりオブラートに包んで出している言葉です。このオブラートを取っ払うと、「別にいらないよ」になります。身も蓋もありませんね。
折角のクリスマスプレゼントなのに、どうしていらないの?と女性は思うかもしれません。ここに男女の物欲の違いが見えてきます。
元々男性は女性と違って「プレゼントされる」という行為に特別な執着を持たない生き物です。若いうちは「可愛い女の子から●●もらった!嬉しい!」となりますが、社会人になり自分で稼げるようになると。「欲しい物は自分で手に入れればいい」という風に気持ちが変化していきます。これは趣味がはっきりしている男性でも、特に趣味や好みが無い男性でも共通している意識ですね。
また、結婚し所帯を持った男性が欲しがるものは細々したものよりも「マイホーム」や「自家用車」といった現実的なものになっていきます。欲しいもの=人生を左右するもの、となりますのでプレゼントとなるとなかなか思い浮かばないのが実際のところなのかもしれません。
しかし、妻としてはちょっと困りものですよね…。
今までで一番喜んでくれたクリスマスプレゼント
筆者が夫に贈ったもので、最も喜ばれたものは購入したものではありませんでした。上記のような「何でもいいよ」攻撃を食らってしまった私は、仕方なしにクリスマスディナーにイタリアンのコースを作りました。それも普通のものではなく、夫の好きな漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第四部ダイヤモンドは砕けない』の作中に登場するイタリアンのコース料理を完全再現したものを出しました。
私の予想以上に夫は喜んでくれて、大満足のクリスマスだったようです。意外なものが喜ばれることもあるもんですね。
5)まとめ
夫へのクリスマスプレゼントについてご紹介して来ましたが、いかがでしたか?ここでご紹介したものは筆者の夫の意見等が主な材料ですので、人によって勿論異なってきます。お酒を飲まない旦那様ならお酒のプレゼントはNGになりますね。
夫と「もらって嬉しいもの」について話している時に、「お歳暮のギフトって、プレゼントとして貰えると嬉しいよね…」とボソッと言っていました。まあ、お歳暮ギフトは美味しいものばかりですから。そりゃ嬉しいですけど…食べ物に執着があるとこんな回答も飛び出してきます。
夫へのクリスマスプレゼントは、「何がいいの?何がいいの?」と詰め寄らずに、なんとなーく聞いてみるのが一番良いかもしれませんよ。
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