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七五三の初穂料兄弟が二人の場合は?

七五三
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11月を迎え七五三シーズンもついに大詰めとなってきました。衣装や写真館への予約、当日の移動手段やスケジュールの調整など、世のお父さんお母さんは大忙しになっているでしょう。しかし、意外と忘れがちなのが「お金」にまつわる問題です。

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ここで言うお金の問題と言うのは衣装代や写真撮影代ではなく、

神社に納める「初穂料(はつほりょう)」のことを言います。
「そもそも、初穂料っていくらなの?」
「いつ渡せばいいの?」
「うちは兄弟二人の七五三だけど、どうやって包めばいいの?」
等々、なかなか人には聞きにくい疑問もあるかと思います。

今回はこの七五三の初穂料について述べていきたいと思います。

七五三の初穂料(はつほりょう)とは?

初穂とは、その年に最初に収穫された稲穂を束ねたもののことを言います。昔はその年に獲れた野菜や果物、魚や米を神前に捧げて神様に五穀豊穣の祈願と感謝をお祈りしました。

その風習が現代では食べ物ではなく金銭になり「初穂料」となりました。

現代では神様への捧げものと言うよりも、神主さんに御祈祷やお祓いをしてもらった謝礼という意味合いが強くなっています。
神社によっては「初穂料」ではなく「玉串料(たまくしりょう)」という呼び方をするところもありますが、基本的に初穂料と意味は同じです。

強いて違いを述べるとすれば、「初穂料」は御守りや御札を授かった際にも使える言葉で、お通夜や葬式では使用できません。「玉串料」は逆に御守りなどを授かった際には使えず、お通夜や葬式で使用できる言葉です。
七五三の場合はどちらも使用できます。

初穂料の相場はいくら?

初穂料の一般的な相場は5,000円~10,000円程度です。ホームページに「御祈祷料(初穂料)は5,000円からです」と記載している神社もあります。

また、予約の電話をした際に説明の中で「初穂料は5,000円からです」と事前に教えてくれるところもあります。

中には「お気持ちで…」という風に明確な金額を決めていない神社もありますが、そういった場所でも七五三の場合は5,000円からが全国的な相場となっています。
しかし、神社によって金額が異なる場合がありますので遠慮なく神社に問い合わせてみるのが確実です。
東京都明治神宮の場合は『5,000円、10,000円、30,000円、50,000円』といった具合に金額が明確に分かれています。このように分かれている場合は、御祈祷の内容(神楽など)が異なることもあります。

兄弟(姉妹)二人で七五三の場合、初穂料はどうする?

結婚式の場合は御祝儀のマナーが非常に曖昧な上に厳しいですが、七五三の場合はかなり分かりやすいルールになっています。

兄弟二人で同時に七五三を行う場合、年齢や性別で初穂料の金額が変わることはありません。
例えば、『兄(7)、弟(5)の七五三で、初穂料は一人5,000円』という場合。単純に5,000円×2=10,000円という計算になります。
金額はこれで良いとして肝心の包み方ですが、「一人一包み」にするのがベターです。上記の例の場合ですと、お兄ちゃん用に5,000円包んで、弟用に5,000円包んで…というような感じで、分けてあげると分かりやすくて良いでしょう。

勿論、一緒にまとめて包むことも可能ですが、その場合は熨斗袋に兄弟二人の名前を連名で記載する必要があります。
初穂料そのものが基本的に「一人一包み」という風になっていますので、どうしようか迷った時は一人一人別個で包んでおけば問題ありません。

しかし、神社によっては「二人で七五三をする場合、二人まとめて初穂料を納めてください」と明確に決めているところもあります。そのような神社はホームページまたは電話での予約の際に説明があることが多いのです。
初穂料を包む際の注意点ですが、なるべく新札を用意しましょう。

もし用意することが難しい時はなるべく綺麗なもの(シワシワすぎないもの)を包むか、アイロンをあてて真っすぐに伸ばしてみましょう。意外とアイロンは効果がありますよ。

初穂料を渡すタイミングは?

初穂料を渡すタイミングですが、当日神社に行くと社務所で御祈祷の受付を行います。

その時に名前や住所などを申込用紙に記入しますが、書き終えた申込用紙を神社の方(巫女さんなど)にお渡しする際にふくさから初穂料の入った熨斗袋を取り出し、一緒にお渡ししましょう。
この御祈祷申し込み受付は大きな神社の場合はテントなどを張って社務所とは別に設けていることがあります。

シーズンになると多くの窓口が設置されますが非常に混雑しますので、「申込用紙と一緒に渡す」ということを頭の片隅に置いて、スムーズに渡せるようにしておきましょう。

七五三の初穂料まとめ

七五三の初穂料について述べてきましたが、いかがでしたか?近年では兄弟一緒に七五三をする家庭が多くなっていますので、初穂料をどうするかは多くのママさんたちの悩みの種になっているでしょう。

しかし、七五三は結婚式や葬式のような厳密なルールというものが存在しない行事ですので、あまり硬くならずに分からないことは素直に神社に問い合わせるのが良いでしょう。

大きな神社の場合、初穂料などの金額をきっちり決めているところもありますが、田舎の神社になればなるほどかなり曖昧になっています。

小さな神社の場合ホームページが無いこともありますので、直接社務所に聞きに行くか電話をしてみると確実です。
私の友人で巫女の仕事をしていた人がいますが、初穂料で驚いた話で「銀行の袋に初穂料を入れて来た人がいる」というのを聞いた事があります。

銀行の袋というと恐らくATMの横にある●●銀行と書かれた封筒のことだと思いますが、きっと銀行で下してそのまま入れて持って来たのでしょうね。七五三の初穂料を包む際の熨斗袋は「白と赤の花結び」のものですので、お気を付けください。

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