数珠(じゅず)の正しい使い方
数珠に込められた大切な心。
お盆ということで、それに因んだお話がテレビや新聞によく出てきますね。今まで何気なく使っていた数珠ですが、意外に知らなかったことが多くて、見ていてとてもためになりました。
数珠と言っても正式な数珠と略式のものがあり、正式な数珠の玉の数って108個あってかなり長いです。
玉の数は何を意味するかというと人間の煩悩の数だけあるんですね。
数珠には1つ1つの玉に仏が宿っているとされ、厄除けの意味もあるのだそうです。ですので、お葬式やお通夜などの法事で使うだけのものではなく、普段から持ち歩いていてもいいのです。
ですが、数珠を鞄の中にそのまま入れるのではかわいそうです。できれば、数珠用の袋に入れて大事に扱いたいですね。お店では綺麗な数珠用の袋もいろいろ用意されています。机やどこかに置くときも袋を座布団代りにしてその上に数珠を置くようにしたいです。丁寧に扱ってあげると仏様も居心地が良くなるんじゃないでしょうか。
もしお葬式で数珠を忘れたらどうする?
お葬式でうっかり数珠を忘れてしまったらどうしますか?身内や友達がいれば「ちょっと貸して」って言ってしまいそうですが、数珠の代用、貸し借りは決してしてはいけないことなんです。他人の数珠にはその人の念が込められていますから。ですので、自分の数珠を持っていない場合は素手で済ませるということです。
私たちが儀式で使う数珠は略式のもので、玉は108個もないです。男女で大きさも違いますね。数珠の一番大きな玉は「親玉」と言います。どこかで聞いたことがあるなあと思ったら、悪の親玉などと・・と言われるのは。数珠の中心になっているこの親玉から来ていたんですね。
今はいろんな色のパワーストーンが使われていて、数珠とは思えないようなおしゃれで美しいデザインや、高価なものまでいろいろあって選ぶのも目移りしそうです。ちなみに私は結婚してから母からプレゼントしてもらいましたが、こんなお話をしてもらうことはなかったので、今日からもっと大切に使いたいと思いました。
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