引っ越しの 挨拶に のしは必要?
![ご挨拶 のし](https://nonnodiary.net/wp-content/uploads/2015/02/NOSI.jpg)
引っ越しの際、ご近所の方々へ挨拶回りをされる方がほとんどだと思いますが、
その時に持参する手土産に熨斗(のし)は付けていますか?
手土産は簡単なものがいいとされていますが、贈り物としてのマナーを省いていいという訳ではありません。
引っ越し先でのご挨拶は、初めてお会いする方ばかりです。
第一印象を良いものにするためにも、手土産の贈り方を前もって勉強しておくといいかもしれませんね。
熨斗紙の選び方や熨斗の掛け方など普段は接することのないよう事柄が多く、
初めはわからないかもしれませんが、大切なのは挨拶をする気持ち!
なのでマナーのポイントさえ押さえられれば大丈夫です。
引っ越し挨拶の粗品に使うのし紙
熨斗はお祝い事の贈り物に添える日本古来の装飾のことを指します。
よく勘違いされているのですが、実は熨斗と熨斗紙は別物です。
熨斗は熨斗紙の右上にくっ付いている色紙を折ったもののことで、
昔は伸し鮑を水引で結び包んだものでした。
これを贈答品と一緒に相手へ渡していたとされています。
この風習が時代の流れに乗って簡素化され、伸し鮑代わりの熨斗と
水引が印刷されたものが熨斗紙です。
簡素化されたものだからと言って失礼にはあたりません。
現在では本来の熨斗を添えるスタイルよりも熨斗紙が用いられることの方が多く、
一般的となっています。引っ越しの手土産の場合ですが、やはりかっちりした印象になるため
熨斗紙を掛けることをオススメします。
のしのかけ方
引っ越しの手土産に用いるのは紅白の蝶結びの熨斗紙です。
表書きは「御挨拶」や「粗品」とし、水引の下に自分の名字を書きます。
地域によっては表書きを白紙にする場合もあるようなので、できれば
そういったルールがないか下調べをしておくことも必要です。
熨斗の掛け方は外熨斗となります。
ご挨拶の品の包装紙の上から熨斗を掛ける様式です。どういった挨拶なのか
一目でわかるので、初めてお会いする方への贈り物にふさわしい熨斗の掛け方と言えます。
更に、手土産に熨斗だけではなく、挨拶状を添えることでも好印象を残すことができます。
簡単なもので構いません。「この度(住所や部屋番号)へ引っ越してきた(自分の名前)と申します。
どうぞ宜しくお願い致します」といった文章だけでも、丁寧さはかなり違ってきます。
相手もどんな人が引っ越してくるのだろうと思っていますので、できるだけ礼を尽くしましょう。
引っ越しの挨拶のひと手間で、これからのご近所付き合いもスマートにこなせるはずです。
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