今日発見した良きことをクリップ

恵方巻の恵方って決め方はどうやって誰が決める?

Sponsored Links

ここ最近、浸透してきた節分に食べる恵方巻き

これは毎年吉方向を見て太巻きを丸かじりするという、縁起を担いで行うものです。

ここで言う「恵方」の意味、知っていますか?

Sponsored Links

恵方ってなに?どうやって決めてるの?

「今年の恵方は西南西のやや右です」などと、毎年とても曖昧な言い回しが多いのはなぜでしょう?

「今年は南です」のように、はっきりとした方角の年はないのだろうか?誰がどのように決めているのだろう?と不思議に思う方も少なくないと思います。

恵方と言うのは、その年の吉方向のことを指しますが、これは占い師や偉い人が勝手に決めるようなものではありません。

 

その年の歳徳神のいる方角を恵方としているのです。簡単に言うと、その年の十干に基づいて決められた、最も良いと思われる方角なのです。

つまり、今年だけではなく、決まりに添って、来年も再来年も、ずっとその先も決まっているのです。

 

それも、私たちが普段使っている西洋の示し方の16方位ではなく、東洋の示し方の24方位を用いています。

すると、私たちのよく知る方角からは少しずれてしまうわけです。その為、「やや右」などという曖昧な言い方になってしまいます。

 

しかし、24方位と言うと、24パターンの方角があると思われがちですが、実は4パターンを繰り返しているだけなのです。

先ほど十干に基づいて、と話しましたが、この十干と言うのも最近はあまり耳にしなくなってきました。

これは干支の親のようなもので、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」と表します。

そして、その年は十干で何の年になるのかを確認し、その歳徳神のいる方向を恵方としているのです。

 

恵方の吉方位 2015年は?

恵方の簡単な見分け方は、西暦の下1桁を見るとわかります。

下一桁が4・9の場合=甲→東北東やや右(東北東やや東)
0・5の場合=庚→西南西やや右(西南西やや西)
1・6の場合=丙→南南東やや右(南南東やや南)
3・8の場合=丙→南南東やや右(南南東やや南)
2・7の場合=壬→北北西やや右(北北西やや北)

となります。1・3・6・8の場合は同じ方角なので、計4パターンとなります。

この流れに沿って考えると、2015年の今年は下一桁が5になるので、庚の年になり、恵方は西南西やや右(西南西やや西)ということになります。

 

そもそも節分と言うのは季節の分かれ目です。ですから、年に4度あるのですが、2月3日が一番有名ですね。

これは昔、立春の前日である節分を大晦日としていたからでしょう。

その為、この日は他の3つの節分とは違い、厄除けをしっかりして、次の年に備えていたのです。

節分と豆まき昔と今と本来の意味

その名残で今でも2月3日は厄除けに豆まきをしたり、恵方巻を食べたりするのです。

 

節分といわし コンビニでは「節分スイーツ」

また、節分の食べ物で有名なものに鰯(いわし)もあります。

これも、臭いものと尖ったものが嫌いな鬼を払うために、昔、臭い鰯の頭を尖った柊の棘に刺して厄除けとしていたことから、鰯を食べる習慣ができました。

大晦日の名残で、そばを食べる地域もあります。

また、関西の方では、「厄除けぜんざい」や「厄除け饅頭」などと称したものを販売しています。

その他にも、筒状で丸いもの、そして丸かぶりができる食べ物・・ということで子供も喜んで食べられそうな「節分ロールケーキ」なるものが、コンビニでよく見かけるようになりました。

 

今では大晦日は12月31日になってしまいましたが、立春は私たちにとっても節目に近い季節です。

卒業、入学、進級、入社・・・春からの新しい生活に向けて、豆まき、鰯、ソバ、スイーツ、そして恵方をしっかり向いて恵方巻きを丸かじりし、たくさん厄払いして、また素敵な1年を送れるといいですね。

 

Sponsored Links

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

Sponsored Links