今日発見した良きことをクリップ

おみくじでもし凶が出たら引き直しってやってもいい?

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初詣でお参りをした後は何をしますか?屋台で甘酒を飲んで食べ歩くのも良し、寒いからそのまま帰るも良し…。

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しかしほとんどの人は「せっかく神社で初詣をしたのだから運試しだ」と言わんばかりに『おみくじ』を引いて帰るのではないでしょうか?
『おみくじ』の結果で一喜一憂するのは見慣れた風物詩ですが、そもそもおみくじを引く意味はなんなのでしょうか?

また、由来はあるのでしょうか?そして、もし「凶」や「大凶」が出た場合は引き直しても良いものなのでしょうか?

おみくじの由来

そもそも『おみくじ』とは何なのでしょうか?
『おみくじ』は「御神籤」「御御籤」「御仏籤」など色んな文字の当て方がありますが、大事なのは『籤(くじ)』の部分です。この『籤』は「くじ引き」の字と同じですね。

このくじ引きは日本でもお隣の中国でも非常に大事なものだったという歴史があります。

古代中国…殷(いん)王朝や周(しゅう)王朝において国の大事なことを決める時はくじ引きや占いを用いていました。

世界史の教科書にもある「甲骨文字」はその国政を神に問い占ったものの名残です。

治水工事をどうするかとか、戦争をする良い日はいつかとか、捕虜を処刑するかどうかまで占いによって決めていました。古代日本も同じように占いを用いて国政をおこなっていました。
この『占い』がおみくじのルーツであると考えられています。

現在のように個人で吉凶を占うようになったのは、鎌倉時代初期になってからです。良源という偉いお坊さんが観音様にお祈りして偈文(げもん、仏や菩薩の教えを韻文で記したもの)を授かったことから『観音籤』が生まれ、これが日本のおみくじの元祖になったとされています。
戦国時代や江戸時代になるとおみくじは盛んに行われました。
江戸時代は様々な神社で今の私たちのようなおみくじの楽しみ方をしていたと考えられていますが、戦国時代は戦の日取りなどもおみくじによって決める武将も少なくなかったそうです。

おみくじの引き直しはアリ?

おみくじは元々『占い』だったことが分かりましたね。では、もしおみくじを引いて「凶」や「大凶」が出てしまった場合、やり直しても良いのでしょうか?

結論から言うと、引き直しはOKです。

これには諸説ありますが、引き直しは駄目!とする明確な規則と言うものはありませんので、結果に納得がいかなければ何度引き直して
も問題ありません。
しかし、ここで一度「おみくじを引く意味」を考えてみましょう。おみくじのルーツをお話しした時に「元々は神仏に物事を問う占いだった」と言いましたね?つまりは、おみくじというものは「神様仏様からのメッセージ」にあたります。引き直す場合はマナーを守って、回数も2~3回くらいに留めておいた方が良いでしょう。その日のうちに引き直すのに抵抗があったら日を改めて引くことをおすすめします。
また、神社によっては複数回同じ籤を引くことを良く思っていないところもあります。もし「おみくじの引き直しはご遠慮ください」などの注意書きがあったら気を付けましょう。

引いたおみくじはどうすればいい?

おみくじを引いた後はどう処理すれば良いのでしょうか?実は引いた後のおみくじの処理に明確なルールやマナーはありません。
ほとんどの神社では「みくじ掛け」というおみくじを結ぶ場所を用意してくれていますので、そこに結んで帰るのが良いでしょう。もし用意されていない、いっぱい結んであって場所がない、となったらお財布などに入れて持ち帰りましょう。間違ってもその辺にポイ!は駄目ですよ。
これもよく見る光景ですが、境内にある木の枝におみくじを結んであるというもの…これは絶対駄目です。木が傷んでしまいますし、神社側でも掃除をしたりと非常に手がかかってしまいます。外観を損ねてしまうことにもなり迷惑になりますので、木に結ぶというのはやめるようにしましょう。

ちなみに、おみくじの有効期限は「おみくじを引いて願掛けした日から成就するまで」です。短いか長いかは人それぞれですね。

おみくじまとめ

おみくじについて述べてきましたが、いかがでしたか?神社に行くと色んなおみくじがあって、どれを引こうか迷ってしまいますよね。引き直しについてのルールも無ければ、その日のうちに色んなおみくじを引いてはいけないという決まりもありませんので、せっかくですから色んなおみくじを引いて楽しんでしまいましょう。
ここでおみくじの引き直しに関する雑学を一つ。1582年に明智光秀が織田信長を討った本能寺の変。その前日譚におみくじに関するものがあります。
明智光秀は京都府の愛宕神社にておみくじを引きました。一回目も二回目も「凶」が出て、三回目でやっと大吉が出た…と伝えられています。

「何度もおみくじを引き直したから三日天下だったんだ」なんて言われ方もしていますが、当時は三回くじを引いて、さらに銭を投げて吉凶を占うという方法はポピュラーなものでしたので、恐らくそういった占い方をしたのではないかと考えられます。
似たようなもので中国の八卦占いがありますが、そんなところでしょう。

ちなみに、筆者は浅草寺に行っておみくじを引くたびに凶を引きます。浅草寺のおみくじは3割は凶だと言いますが、三年連続で凶を引いた時はある意味すごい打率だなと感心してしまいました。
3割は凶…人生の3割は辛いことがあるという神様からのメッセージだと思うようにしましょう。

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